昔の安芸と備後の境に位置し、
分水嶺にも当たる東広島市・豊栄町は、
広島県のどまんなか“へその町”として有名です。
“へその町”に因んで毎年8月に
「どまんなか豊栄ヘソまつり」が行なわれ
メインイベントの「ヘソおどり」に
人々は笑いの渦に包まれました。
2011年、豊栄町商工会青年部で名物“へそ丼”を開発。
丼の白ごはんを広島県とし、
真ん中に卵をのせて「へそ」に見立て、
盛り上がった黄身は出べそに見えたり・・・。
味付けのポイントに、県央地域の原木椎茸と
えごまを入れた「特製ラー油」も開発。
あとは地元の特産品を自由にトッピングできることを
ルールにしました。
細うどんに自家製甘辛ダレがよく絡んだ逸品。
峠下牛のしぐれ煮、サムライネギ、
高光卵(黄身のみ)等の地元食材が載ります。
真ん中の生卵を「へそ」に見立て、
あとのトッピングは、ご当地の産物を自由に工夫し、
独自色を出していただきます。
豊栄町、福富町等の県央地域のお店では、
単品でも定食でも「へそ丼」が召し上がれます。
※メニューは変更になることがあります。
私たちはお母さんのお腹の中で約10カ月、
へその緒でつながって産まれてきました。
「へそ」はいのちが始まる大切な場所。
胎児はへその緒から遺伝子や栄養を
受け取って大きくなります。
へそは代々に渡り、命を育て愛を育む大切な道。
昔から滋養食品として重宝されてきた卵は、
必須アミノ酸の必要量を満たす優秀食材。
高光養鶏場・初代から受け継いだ
「卵を生で食べてもらいたい」想いと
「卵」をへそ丼にのせて「卵の生食文化」を
発信していきたいと考えています。
●アミノ酸は1つでも数値の低いものがあると、他のアミノ酸もそのレベルまでしか働かない特徴があります。卵のアミノ酸スコアは堂々の100。ごはんに卵を1個プラスすれば、全体でアミノ酸スコア100のタンパク源に早変わり!
●卵黄にある「コリン」は脳を活性化する脂質で、老人性認知症予防や子どもの記憶力・学習力に対して注目されています。
●卵に含まれる「メチオニン」は肝臓でアルコールを分解する時に必要な必須アミノ酸。お酒のおつまみにもオススメです。